「アロンさんのお仕事」 04.06.13
出エジプト7:1〜7
アロンは、神さまから大きな仕事を任されました。それは、モーセと
一緒に、イスラエルの人たちをエジプトから救い出すことでした。
当時、イスラエルの人々は、エジプトで奴隷のように扱われていました。
イスラエルの人たちは、神さまに助けを求め、神さまはそれをお聞きに
なりました。そして、神さまはイスラエルの人々を救うこととされたのでした。
アロンの仕事は、神さまからの言葉をエジプトの王に伝えることでした。
アロンは、何度もエジプトの王に言います。「イスラエルの人を出て行か
せてください」と。しかし、王はききません。アロンがいくら言っても、
ことがらはうまくは進みませんでした。
それでも、アロンはあきらめたり、投げやりにはなりません。自分ひとりで
していることならば、止めたくなるかもしれません。
しかし、アロンは「神さまが与えてくださった仕事を、神さまと一緒に
している」ということを、よく分かっていましたし、心から信じていました。
神さまと一緒であれば、恐れることはありませんでした。神さまも、そんな
アロンさんに、勇気など必要のものを備えて下さいました。
アロンさんは、王さまよりも神さまのおっしゃることの方がずっと確かな
ことを知っていました。王さまがいくらダメと言っても、神さまは、エジプトから
救い出そうとしておられるのです。ですから、王さまから何を言われても、
あきらめたりはしませんでした。
神さまは、私たちにも仕事を任されます。人は、だれもが意味ある存在と
して神さまに創られているのですから、神さまがその人に願っておられることが
必ずあります。それを神さまに尋ねる祈りの時を持ちたいのです。そのような
仕事や奉仕の場を見いだせたなら、それは素晴らしい生涯となるでしょう。
主が喜ばれること、主が与えてくださった務めというのは、主に支えられ、
主に励まされながら、主に用いられる恵みを味わって、進んでいく歩みと
なるからです。
主と共に歩んでいく所に、真に意味深い生涯が開かれます。